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2019年10月10日投稿


日米欧医薬バイオ特許セミナー(無料)


 米国では、約5年前に、ライフサイエンス関連発明の特許性を左右する大きな最高裁判決があり、米国特許商標庁の審査基準が変わりました。欧州では、英国がEUから離脱する、いわゆるBrexitがUnitary Patent/Unified Patent Court制度の発効に大きな影響を与えようとしています。このような米国と欧州の大きな変化の中で、日本ではクレームの記載に関係する判決が出されており、国内外ともに目が離せない状況が続いています。
 このセミナーでは、日米欧三極の医薬バイオ関連の特許実務の「今」をご紹介すると共に対策について言及いたします。各国の内容は、下記の通りです。

「欧州」

 欧州における特許出願から権利化、各種訴訟まで、欧州における発明保護の全体像を初心者にも理解しやすく解説します。また、将来発効が期待されるUnitary Patent/Unified Patent Courtについても概要を解説します。本セミナーでは、下記の内容を予定しています。
1. EPC(欧州特許条約)の位置づけ
2. EPCの概要
3. 欧州における発明保護の取得ルート
4. EPC特有の制度・原則等
5. EPO(欧州特許庁)における手続きの流れ
6. 欧州における特許関連訴訟の枠組み
7. Unitary Patent/Unified Patent Court

「米国」

 欧州特許庁の安定した特許審査実務に対し、米国では、近年、大きな変化がありました。特に、ライフサイエンス分野における発明については、日本よりも米国における権利化の方が難しいという印象を受けます。この日米の逆転現象のもとになった米国における最高裁判決とその後のCAFC判決をもう一度見直すとともに、米国での出願戦略について解説します。本セミナーでは、主に、米国における特許適格性(35 U.S.C. 101 Patent-eligible subject matter)の観点にて下記の内容を予定しています。
1. Mayo v. Prometheus
2. Vanda Pharmaceuticals Inc. v. West-Ward Pharmaceuticals
3. 各判決を考慮した出願戦略

「日本」

 日本では、ライフサイエンス関連発明の分野において、米国ほどの大きな変化といえないまでも、機能的またはリーチスルークレームの解釈や特許要件に関する着目すべき判決がでています。本セミナーでは、下記の内容を予定しています。
1. 機能的表現抗体クレームの技術的範囲の解釈:東京地裁平成28年(ワ) 11475号
2. リーチスルー抗体クレームについての進歩性・サポート要件・実施可能要件の判断: 知財高裁平成29年(行ケ)10225号
3. 広い特許を取るための明細書の記載要件

●日時
 2019年(令和元年)11月29日(金) 13:30~16:50
                      (受付開始 13:00)
                      講演のタイムテーブルはこちら

●会場

 新宿区立新宿文化センター(〒160-0022 東京都新宿区新宿6-14-1) 第2会議室
 電話番号:03-3350-1141
(会場へのアクセス)
アクセスの詳細: https://www.regasu-shinjuku.or.jp/bunka-center/traffic-access/
【東京メトロ副都心線/都営大江戸線】
東新宿駅A3出口より徒歩5分
【東京メトロ丸ノ内線/副都心線】
新宿三丁目駅 E1出口より徒歩7分
新宿三丁目駅 B3出口(伊勢丹前)より徒歩11分
【都営新宿線】
新宿三丁目駅 C7出口より徒歩10分
【JR線/京王線/小田急線】
新宿駅東口より徒歩15分
【西武新宿線】
西武新宿駅より徒歩15分

●講師
(1)新妻 洋(にいづま よう) European Patent Attorney・日本弁理士
NIIZUMA
<略歴>
北海道大学農学部農芸化学科卒。同大学院環境科学研究科修士課程修了。
東レ株式会社・基礎研究所(鎌倉市)勤務を経て、平成5年より東京の特許事務所に勤務。平成13年よりF. Hoffmann-La Roche社(スイス・バーゼル市)・特許部に勤務。
平成21年に新妻・ヴァスナー ユーロパテントを設立。
企業と特許事務所、日本と欧州の双方の実務経験があり、特に医薬を含む化学・バイオ分野の特許実務に精通する。
(2)三宅 俊男(みやけ としお) 日本弁理士
MIYAKE
<略歴>
京都大学農学部食品工学科卒。
東ソー株式会社・生物工学研究所および科学計測事業部(診断試薬)勤務を経て、平成12年より特許事務所および大学知的財産部に勤務。この間、発明発掘、特許明細書作成、知財に関する契約およびライセンス交渉等の実務を学ぶ。特に医薬を含む化学・バイオ分野の特許実務に精通する。
現在、めぶき国際特許業務法人にて、国内外の特許出願業務、権利化及び権利活用の相談業務に携わっている。

●主催(共催)
株式会社プロパティ
めぶき国際特許業務法人

●参加費
無料

●申し込み先
以下のメールアドレスまで、氏名、会社名、お電話番号とともに、参加希望の旨、御連絡ください。
御連絡受領後、確認メールを送らせていただきます。
E-Mail Address : yokohama@mebuki-iplf.jp
担当:望月